透明カードの社員証について~1枚から印刷OK~
2017/04/05

今回は、1枚から印刷可能な「透明カードの社員証」をご紹介します。“インクジェット印刷”をすることで、少ロットから対応することができます。
透明カードは、他にはない雰囲気の社員証で、会社の個性をアピールできることが強みです。しかし、イラストレーターなどのデータでは透明部分が表現できないため、作成にあたっていくつか注意点があります。
文字やロゴなどが表裏に透ける
カード基材自体が透明なので当たり前ではありますが、透明カードは表面のテキストやデザインは裏面に、裏面のテキストやデザインは表面に透けて見えることが特長です。例えば、社員証の裏面には、社員に対する注意事項や社内規則等が入ることが多いですが、これらの情報を工夫なしで透明カードに印刷してしまうと、当然表面に透けてしまいます。
そのため、透けても構わない位置に印刷したり、インクジェットで白地をひいてからテキストをのせる必要があります。しかし、白地を1回ひくだけでは、まだ透け感が残ってしまいますので、どうしても透けてほしくない場合は、白地を2回ひくこともあります。ただ、透明カードに白地を2回ひいてしまうとベタ塗り感が目立ち、透明カードならではのスマートなデザイン性が損なわれてしまう可能性があるので、注意が必要です。
透明カードは、片面のデザインが透けるため、仮にもう片方の面がデザイン・テキスト無しだとしても、違和感がないことがメリットです。透明カードならではの強みを生かした社員証を印刷するなら、裏面のデザインをあえて”何も無し”にするのも、1つの方法だと思います。
社員証の顔写真をくっきり見せるためには、裏面の白地印刷がオススメ
社員証において最も大切なのは、やはり社員個人の顔写真です。
透明カードの場合、通常のPVCプラスチックカードと比べて、顔写真にも透け感が出てインパクトがなくなってしまいます。顔写真をくっきりと見せるためには、顔写真のちょうど裏面に白地を印刷するといいでしょう。
そうすることで、裏面に白地を印刷しない場合と比べて、明るくハッキリとした印象の顔写真になります。
透明カードの地紋印刷は目立ちにくいので、工夫が必要
デザイン性を高めるためによく行われる地紋の印刷。この地紋印刷ですが、透明カードの場合は分かりづらいというデメリットがあります。
イラストレーターなどのデータでデザインの確認をする際は気付きにくいのですが、実際に透明カードに地紋をのせてみると、とても薄く感じます。
そのため、地紋の色を濃くするなどの方法があるのですが、ただ黒に近い色を選んでも両面に透けてしまい社員証のデザインが大きく崩れてしまうので、うまく色を調整する必要があります。
透明カードのデザインは、通常のPVCプラスチックカードとは違って難しいところもあるのですが、工夫次第でどこの会社とも被らないオリジナリティに溢れた社員証を作成することができます。
納期は1週間前後で、1枚からの印刷にも対応していますので、少人数の会社様にもオススメできるカードです。









