ICタグシールの取り扱い開始!低コストで商品管理や入退管理にも使える
2018/10/04

今回は、導入が増えているICタグシールについて紹介します。
NFC準拠のICタグ(REIDタグ)シール
今回ご紹介するICタグシールは、国際標準規格として認証されているNFC(Near Field Communication)という規格のシール型のICタグ(REIDタグ)です。シールにはアンテナ付ICチップが加工されています。
“Near Field Communication”=“近距離無線通信”と言われるように、触れるか触れないかくらいの距離から10cm程度までの間で、NFC対応の機器との間で無線通信ができます。
このICタグシールにはNTAGとI-CODEという2種類があります。大きさや形は、NTAGが10円玉大の丸、I-CODEは1円玉くらいの四角い形です。
■ICタグシール(NTAG)

■ICタグシール(I-CODE)

表面は白地で裏面を見るとICチップを確認することができますが、表面はフルカラー印刷を行うこともできます。
とても薄く小さいので、どこにでも貼り付けができる反面、プラスチック製のICタグなどと比べると耐久性が低くなるので、商品タグやDM、チラシなど使い捨てのような用途が望ましいです。
その分、シール自体はリーズナブルなので、NFC規格のシステムを使うのであればカードやキーホルダータイプのタグに比べてランニングコストは低く済みます。
商品の在庫管理・レジでの自動精算などに活用
中には、このようなアンテナ付ICチップのシールを目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
似たような製品は以前から存在していて、例えば、CDショップなどの盗難防止に利用されています。ICタグシールが商品に貼り付けられており、レジで精算されていない商品をゲートから持ち出そうとするとブザーが鳴るという仕組みです。
近年増えてきたICタグシールは、ICチップに複雑な情報も登録できるようになりました。
例えば、最近ではあるアパレルショップが商品タグにICタグを導入して、レジに商品を置くだけでICタグの商品情報を読み取り、精算ができるようになったと話題になりました。既存の商品タグにデータを書き込んだシールを貼りつけることで、このようなレジでの精算にも活用することができます。
その他、このICタグシールを活用して商品の在庫管理などを行うこともできますし、社員証に貼り付けて入退管理に利用することもできるでしょう。
また、NFC対応のスマホがあれば、ICタグシールにタッチするだけで、アプリを起動したり、さまざまな情報を入手したりすることもできます。
ビジネスシーンでは以下のような利用場面が考えられます。
・店舗の催促品に貼り付けて、特設サイトへ誘導する
・ポスターやチラシに貼り付けて、クーポンをダウンロードさせる
・DMなどに貼り付けて、購入ページへ誘導する
スマホ操作なし、ワンタッチするだけなので、ストレスなく利用していただくことができます。
まだまだ新しい技術であるICタグシールは、一般家庭でもスマホアプリと連動して使用することができますし、今後さらに思いもよらないアイデアで便利な用途が出現するかもしれません。
ICタグ(REIDタグ)シールへの印刷・用途の相談なら日本カード印刷に
この度、弊社日本カード印刷ではICタグ(REIDタグ)シールの取り扱いを開始しました。
ICタグシールについて次のような方は是非一度ご相談ください。
・ICタグもしくはICタグシールの作成を考えている
・ICタグシールの使用場面について相談したい
・シールの表面に独自のデザインの印刷をしたい
印刷を行う際の納期については、海外の工場で生産から印刷まで一括して行いますので、3週間ほどお時間をいただきます。







