透明カードの印刷 白下地あり・なしの透け具合の違いは?
2017/03/13

「個性的でオシャレなメンバーズカードを印刷したい!」という方に人気の透明カード印刷。
クリアな素材のプラスチックカードを用いて、直接デザイン・ロゴ・テキストの印刷ができるので、通常のメンバーズカードとは違った印象のインパクトのあるカードを作ることができます。
しかし、カード自体がクリアな素材で、表のデザインが裏にも透けてしまいますので、デザインは十分考慮する必要があります。例えば、カードの裏にバーコードをつけたい、サインパネルを入れたい、注意事項を記載したいなどといった場合は、デザインに工夫が必要です。
印刷時にちょっとした工夫をすることで、オシャレな透明カードをより実用的に使うことができるようになります。
カード裏面へのシルク印刷で透け具合を調整

上の写真は、日本カード印刷で作成した透明カードのサンプルです。一見すると、普通の一枚絵のデザインに見えますが、右半分・左半分で仕様が大きく違います。

カードを裏返すと、その違いがお分かりになるでしょうか?上の写真のように、半分は裏面に白下地なしで4色のオフセット印刷をのせたもの、もう半分は白下地(シルク印刷)を施したものです。白下地なしの場合は、表面のデザインがそのまま透けています。白下地ありの場合は、まったく表のデザインが透けないわけではありませんが、下地なしと比べると、その印象はだいぶ異なります。

こちらは、クリアなカードを光にかざした写真です。下地なしの方(左)は透過性が高くかなり光を通しますが、シルク印刷による下地ありの方(右)はあまり光を通していません。
このように、同じ透明カードでも、裏面にシルク印刷を行うことによって、その透明度を調節することが可能なのです。デザインによって、全面に下地をひくことも、一部分にひくこともできます。メンバーズカードのデザインによって、クリアに見せる部分と見せない部分を調節することによって、実用的かつオシャレなカードを作ることができます。
クリアな部分を調節して透明カードを印刷する例
下地のあり・なしの違いを活かして、どのように透明カードを印刷するのか、例をご紹介しましょう。
~例1 ロゴ部分だけ下地ありで印刷~
基本的にカード全体のデザインの背景は下地なしのオフセット印刷を行い、クリアでオシャレな見た目にします。そして、会社のロゴなど、しっかりとアピールしたい部分の裏にのみシルク印刷を行い、透け具合を調整します。このようにすることで、ロゴなど強調すべきところは強調したメリハリの効いたデザインで、お店のイメージを定着させやすいメンバーズカードに仕上がります。
~例2 注意書きを入れたい部分だけ下地ありで印刷~
カードの裏面に注意書きを入れたい場合もあるかと思います。しかし、透明カードでは、表裏のデザインが透けてしまいます。注意書きを記載する箇所には白下地を印刷すると文字が読みやすく、デザインにも影響を与えないようになるでしょう。その際は、表面のデザインにも意識して、文字を入れる場所などを検討するといいでしょう。
また、シルク印刷1回分、料金は上乗せになってしまいますが、白下地を2回印刷することで、更に透け感のない仕上がりにすることも可能です。
クリアな部分を活かして、デザイン重視なメンバーズカードを印刷
お客様からは、「実際にどれくらい透けるのですか?」とご質問をいただくことも多くあります。そのような方のために、サンプルの透明カードを無料でお送りしておりますので、お気軽にお申し付けください。
透明カードは、デザイン次第で、クリアでオシャレな印象を大いに活かし、ほかにはないインパクトのあるメンバーズカードを作成することができます。アパレルや美容院など、デザインを重視したい方にもオススメのメンバーズカードです。







